2025/02/02 18:11
再現不可能と言われたヴィンテージ2プロング

同構造でフル再現。鉄線、底形状、扁平率、板厚や鉄材の粘りまで再現し、ヴィンテージ特有の打痕爪跡も当然付きます。あの爪痕こそオリジナルとレプリカの決定的な差であり誰も再現出来なかった最難関ディテールであります。
現在の金属加工技術を使用するとどうしても綺麗すぎて整ってしまいます。それはデニム生地も縫製も同様で一番再現に苦労する部分です。
当時の粗さを出す為、旋盤もNCを使用せず全て手作業で製作し、抜き型と一部の駒は手作業の削り出しで製作しています。

⚠️裏からポンチで叩いたり、傷を付けた市販品を改造したオモチャではありません。⚠️
一度実装直前まで行きましたが、所有する戦前のプロングを細部まで計測し金型から作り直し
フライス業者、旋盤職人、板金工、鈑金工、鉄工所など持てる人脈をフル動員で開発。
金型、抜き型、ベンダー、プレス機、駒まで全て特注で製作。
現在のプロングとは構造が全く違う為、専用の打ち機から製作しなければ打つ事すら出来ません。打ち機、駒、プロングの開発を同時に進める必要があります。
平型、ドーム型、富士山型、ドット、そして骨の浮き出方など鉄材2種、鉄線3種、板材3種、駒多種、プレス圧の組合せで年代や工場別(プロング生産工場の差なのかリーバイスの縫製工場の差なのかは不明)に再現。
金型の摩耗や抜き型の切削跡、サークル傷まで再現。
新しい金型も2種製作中。
もちろん大きさも2種。

銅

ジンク

どれだけ素晴らしいディテールだろうとパッと見の表情が伴っていなければただのディテール自慢となり、搭載する意味は無いと考えます。
下記に記述しますが、様々な理由によりヴィンテージプロングを搭載する製品は一つのみ。
予算や販売価格を度外視してとことん追求して見たい。と言う欲求は常にありました。
自身の追求欲求と製品価格との葛藤が常にあり欲求のみを追求して価格を製品に簡単に反映して良いものかと自問自答し続けて来ました。
資金や販売価格には限度がある事は重々承知しています。どれだけ格好良い事を言っても売れなければ物作りも続ける事は出来ません。
ですが、、、我慢出来ませんでした。。。
追求し続ければ分かってくれる人は必ず居る筈です。

俗な話をすると、投資額、開発費や時間を考慮するとプロング1個で数万円になります。
逆に通常価格で搭載するには1ロットで数万着〜数十万着の製品を売り切る必要があります。
私には上記の選択肢しかありません。
ご了承下さい。

※ヴィンテージデニムのボタンリペア及びプロング単体の販売はしません。プロング単体では爪痕はおろか打つ事すら出来ません。

次回はいよいよ究極の自己満足モデル
VINTAGE AGED
の詳細を公開します🔥