2025/02/08 21:49
VINTAGE AGED MODEL


生地は岡本テキスタイル社別注 SL01
2年間熱望して手に入れた生地です。
生地のポテンシャルを最大まで発揮する方法を思案し続け試行錯誤の結果、酸化を追求しヴィンテージ同様に後酸化に決定。
後酸化ですから製品として完成した物でなければ試す事が出来ません。30着以上の試作で試験を行い数十通りの方法を試しました。
製品が完成した後に酸化させたヴィンテージオリジナルに極限まで寄せたモデル。
生地の酸化、パッチの枯れなど唯一無二の佇まいをしています。圧力を加え時間をかけて酸化させて経年変化を実現しています。
加工ではありません。本当に枯れさせており、
枯れたデニム生地の表情は本当に圧倒されます
ただのスクラップに見えますがれっきとした実験です。限界まで風化させると
↓こうなります↓

もはや原型をとどめていませんが、炭坑跡から発掘されたこのようなデニムを雑誌等で見た事がある方も居るのではないでしょうか。
現存するヴィンテージにも環境や程度こそ違えどこの様な影響が出ている筈です。
その環境と程度を徹底的に探りました。
再現不可能と言われる最難関ディテール
ヴィンテージ2プロングも当時と同構造で再現。金型、打ち機、駒も専用に特注で製作。
あの打痕跡を出すには構造はもちろん、鉄材の厚み、粘り(炭素含有量)、プレス圧を当時と同じにしなければなりません。気の遠くなる程、試作と試打を繰り返しました。
完成する保証も無く投資を続ける恐怖は常にありました。
(詳細はブログ参照)

製品の表情のみで判断していただく為に
⚠️ブランドネームのわかる部材は一切使用しておりません。⚠️
この製品がslashoveralls製作だと証明するすべはございません。製品のツラが証明となります。よって類似品やコピー品も容易に製作出来、製作を証明出来ない為にslash製作ともAGEDを真似た製品とも断定出来ません。当然私が見れば一発でわかりますが直売以外は全て偽物です。仮に偽物でもこの表情を持っているならば価格に見合った製品とも言えます。
大前提としてslashoveralls自体がヴィンテージの究極の猿真似を追求するブランドです。

ブランドネームに価値を見出すのか
製品の出来に価値を見出すのか
ブランドネームを切る意味と覚悟を理解して頂ける方に見て頂きたいと思っております。
製品の特性上必ず現物を見て頂く必要がありますので対面のみを考えております。現物を見ないと伝わりませんので現物をお見せ出来る方法を検討しています。
公開出来ない情報も多々あります。
実際にお見せできた際には話せる範囲でご説明させて頂きます。
販売価格もまだ決定しておりません、理解して頂けるのかもわかりません。
理想は全ての製品がこのクオリティで通常と変わらない価格で製作出来る事ですが、部材のロット数や特殊な製作方法、部材製作に関わる投資額など考慮すると現状では通常の価格で製作する事は不可能です。
このモデルに挑戦した事によって得た物は非常に大きく、個人製作で何処までやれるのか指標を出せた事は大きいです。
今後のslashoverallsにマイナスになる事は何一つありませんでした。
私の持てる技術の全てを注いだ
VINTAGE AGED
🔥slashoverallsブランドネーム入りの製品を最優先に考え、尚一層の努力を続けクオリティ向上に精進致します。🔥