2026/04/19 12:45


デッストックの佇まいとヴィンテージの色落ちの両方兼ね備えるべく灼けと酸化を追求したVINTAGE AGED。


リジッドの表情が良くても

「着用して洗ったら現代の表情と質感に戻ってしまった。」

では意味が無いのでVINTAGE AGEDを実際に着用エイジングさせて、酸化は色落ちにどの様に影響するのか、灼けは褪色にどこまで影響するのか、衣類としての耐久性とのバランスなどの検証となります。


開始から数年が経過しましたが後から構想何年と言うのも嫌なので不定期となりますが経過報告となります。


バキバキの根性履きでは正当な評価は出来ないのでデニムに知識や拘りがある人間は除外しました。つけおき洗いやネットに入れての洗濯では耐久テストにならないのでデニムに何の興味も拘りもない人間に普通に着用して貰うことにしました。もちろん私も除外です。


建築の職人仲間に普通に作業着として着用して貰い、洗濯に関しても一切口出ししていません。

半強制的に寅壱をslashoveralls に変更させました。

ヴィンテージと同様に何回洗濯したのか、どのように洗濯したのかもわかりません。

もちろん参考の為に事後報告としては聞きましたが着用中は完全にお任せです。

まぁ、いつもの作業着と同様に普通に洗剤入れて洗濯機にドンでしたね。

満点の方法です。

酸化の影響で通常のレプリカより確実に耐久性も落ちているので、生地、糸、2プロングやブタ鼻ボタン、資材の耐久テストも兼ねています。ヴィンテージを求めて経年劣化させている以上はぶっつけ販売など出来る訳がありません。

普段着ている寅壱との比較にもなり作業着としてこれ以上ないストレステストだと思います。

現段階で言える事は、綿糸の褪色は圧倒的に早く堅牢度がかなり悪くなっており所々糸切れもみられてやはり耐久力は落ちているが着用に支障は出ておらず、そこはほぼ狙い通り。

耐久力が落ちていて言うのも変ですがあの白っちゃけた綿糸のツラは素晴らしい。


※注 わざと糸を切れやすくさせている訳ではありません。ヴィンテージの経年を追求した結果糸も弱くなったと言う事です。結果的に同じだとしても動機や工程は全く違うので間違えて解釈しないようお願いします。


またデニムの触感は独特のドライ感があり、現代衣料のもつウエットな感じはありません。

沈んだ色味やドライな質感は通常モデルとは全く異なります。

感じ方は人それぞれです。現物を見てご自身で判断して貰うしかありませんので店舗様に交渉中です。


さらに結果に応じてVINTAGE AGEDの程度と加減を探り、調整の繰り返しです。

友人はかわいそうだが彼が寅壱を着る機会はもう無いだろう、、、、

うむ。VINTAGE AGEDを着て存分に働いてもらおう。

コストや時間はかかるが目標の為には絶対に必要な事です。


※サンプル個体は2年以上前のAGED初期に製作した物となります。ディテールや仕様は現在のものとは異なります。


まだ製品が未完成ですので販売時期や価格は未定ですが、本体よりプロング開発やAGED工程の方がはるかに高コストとなります。(生産コスト度外視のモデルとなります。過去ブログ参照下さい。)

大戦デッドをおろして1から履く事は現代ではほぼ不可能です。
それに限りなく近い擬似体験が出来ればと思い研究を続けています。