2026/06/13 00:37
XX GRADE
s06xx ww2 SL01

前回のSL01 XXグレード販売時にはジャケットの出来に満足出来ずに販売は見送りましたがようやくジャケットも完成しました。
部材もアップグレード。

亜鉛メッキされた鉄線。
2プロングの骨材となる鉄線がオリジナルは真芯では無くオフセットされていますがオフセット化に成功。

オリジナルは亜鉛メッキ、ユニクロ色や緑色クロメート処理、銅メッキ、ミラーフィニッシュを確認していますが現代では使用が制限されている物も多く完全再現が困難なフィニッシュもあります。
私が現段階で可能な処理は
鉄素地、亜鉛メッキ、銅メッキ(未製作だが可能)、ミラーフィニッシュとなります。
長年の開発で書籍や歴史的な卓上の知識では無く技術的な面でヴィンテージ 2プロングに世界一詳しい男になったかと思います。(どーでも良い事ですけどね。。)


通常モデルとの価格差は付加価値的なものではありません。部材の開発費です。
研究されつくしたレプリカ業界において誰も手を出さない部位にはその理由があります。
・メーカーが開発してくれるのを待つか
・再現不可能と判断したか
・そもそも再現する気がないか
・開発にかかるコストが青天井。
一番難しいのがコレなんです。通常は金型や試作をするのに図面を用意するのですがまずその図面の正解がわからない事。
見積りを出すにもその試作を作る行為自体の見積りは出せてもそれで完成では無いのです。ほぼ100%失敗します。
失敗箇所が素材なのか?金型なのか?抜き型なのか?形なのか?打ち機なのか?駒形状なのか?プレス圧なのか?
原因は一つではなくいくつもあります。
一つずつ試して行くのですが図面、金型から作り直しますが全て自己負担です。
当然のように失敗を繰り返しました。
完成までの見積りは出ません。
青天井です。
ゴールが見えずに投資する恐怖は常にありました。
熱心なブランド様から共同で開発しないかとありがたいお話しも頂きましたが、独自開発を発表した後だった事やすでに投資もかかっていた事もあり実現には至りませんでした。
幾らかかるか不明のプロジェクトですから企業として考えればしょうがない事です。

本体より部材の方が高いと言うある意味いかれた製品です。
何年か後にはヴィンテージ2プロングが普通に搭載されている事が当たり前になっているかもしれませんが現段階では誰一人再現出来ておりません。
納得出来ない方は通常モデルの検討を強く推奨致します。共感していただき、体感したい方のみご検討ください。


そして
ヴィンテージリーバイスに取り憑かれた人間が型紙や部材にとどまらず、経年劣化を追求した狂気のモデルがVINTAGEAGEDとなります。
現在研究中です。
